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理学療法士に向いているのはどんな人?適性度チェック!!

理学療法士に向いている人の特徴や適性についてご紹介しています。これから理学療法士を目指そうと考えている方は、ぜひ今後の参考にしてみてください。

更新日:2023年04月06日

公開日:2020年11月10日

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理学療法士の適正度チェックMV

理学療法士を目指そうと考えている方のなかには、自身が理学療法士に向いているか不安に思ってしまう方もいるかもしれません。
そこで、理学療法士に向いている人の特徴や適性についてまとめてみました。
理学療法士の仕事について理解し、どのような人がより理学療法士として適しているのかを確認してみましょう。

理学療法士に向いている人の特徴って?

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理学療法士とは、怪我や病気などによって身体に障害がある人や身体機能に問題が生じそうな人に対し、障害の悪化や身体機能の回復や維持を目的としたリハビリを行う専門職です。
リハビリを実施していくうえでは、医学的・社会的視点から患者一人ひとりの身体能力や生活環境などを理解し、それぞれの目標に対して適性なリハビリ計画を立てて治療や支援を行っていくことが求められます。
このように、理学療法士の仕事はさまざまな症状を抱える人と接しながら、それぞれが抱える問題を解決するために患者一人ひとりと向き合って仕事を進めていきます。
そのため、理学療法士になるには少なからず人によっては「向き・不向き」がある仕事といえます。
では、理学療法士に向いている人とはどのような特徴を持つ人のことを指すのでしょうか。
詳しくみていきましょう。

コミュニケーション能力が高い人

理学療法士の仕事は患者さんと関わるだけでなく、医師や看護師、作業療法士などさまざまな職種の人と連携して仕事を進めていくことが求められます。
また、最近では高齢化により訪問リハビリのニーズが高まっていることで、患者さんの自宅に出向いてご家族と接する機会も増えており、多くの人とコミュニケーションを取ることは理学療法士にとって必要不可欠なこととなっています。
リハビリを必要とする人は子どもから高齢者まで幅広く、また抱えている症状も人それぞれです。
そのため、一人ひとりの患者さんに合わせたリハビリ計画を作成するには、常に相手の視点に立って興味や関心を持ち、患者さんやそのご家族双方の意見をくみ取りながらコミュニケーションを介して信頼関係を深めることが最も重要といえます。
このような観点から、普段から人と関わることが好き、コミュニケーションを取ることが得意という人は、理学療法士の仕事に向いているといえるでしょう。

多角的な視点を持つ人

リハビリを必要とする患者さんの年代や抱えている障害などによって実施するリハビリのレベルや内容はさまざまですが、多くは目標を設定することで日常生活に必要な動作を行えるように訓練をします。
このような訓練のなかには、洗濯や掃除といった身近な家事をはじめ、患者さんの趣味や簡単な運動などを取りいれるケースなども多く、理学療法士は理学療法や物理療法の知識だけでなくさまざまな知識や関心が求められます
広い視野を持って普段から色々なことに観察の目を向けることで、患者さんと会話する際に話題を広げるきっかけになったり、一人ひとりの特性に合わせたリハビリプランを立てたりすることに繋がります。
そのため、物事を色々な角度で捉え相手の視点に立った発言や行動ができる人は、より理学療法士に向いているといえるでしょう。

明るく前向きな性格

リハビリを受ける患者さんの多くは、病気や怪我でうまく身体が動かせないという状況で大変なリハビリを乗り越えなければいけません。
なかには、リハビリを繰り返してもなかなか思うように効果が現れず、リハビリに対して憤りやストレスを感じてモチベーションの維持が困難になるケースもみられます。
このようなとき、理学療法士に求められるのは常に明るく前向きに患者と向き合うことで、患者さんのリハビリに対するモチベーションを上げるために元気に声掛けをしながらトレーニングを進めることが大切になります。
リハビリを通して多くの時間を患者さんと共有するなかで、いつも前向きで明るく取り組む姿勢は患者さんのやる気に繋がるため、苦しい場面でも向上心を持って取り組める人は理学療法士の適性があるといえます。

体力に自信がある人

理学療法士の仕事は体が資本といっても過言ではありません。
もちろんリハビリの専門知識も必要ではありますが、実際に専門知識や技術を用いてリハビリを行う際には体力が必要になります。
身体を自由に動かせない人や高齢で身体介助が必要な人にリハビリを実施することが基本的な仕事となるため、患者さんを支えたりする際にはそれなりに筋力も必要となってきます。
理学療法士に体力がなければ身体を預ける側の患者さんは不安に感じてしまうため、普段から積極的にトレーニングやストレッチを行っている人や、体力に自信があるという人のほうが理学療法士には向いているといえます。

忍耐力がある人

患者さんの中には体が思うように動かせず、リハビリに対してやる気をなくしてしまう方もいます。
そのような場合でも患者さんの言動に振り回されず、やる気を引き出すために我慢強く患者さんと向き合っていく忍耐力も理学療法士には必要です。
また、多くのリハビリはすぐに効果が現れるというったことがほとんどなく、数ヶ月かかるものから場合によっては数年かけてやっと改善がみられるといったケースも少なくありません。
最適なリハビリプランを作成しても成果が現れる時期が先になってしまうことも理解し、根気よく取り組む姿勢や意思の強さも大切といえます。


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反対に向いていない人って?

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人と接することが苦手な方は仕事をしているとストレスを感じてしまうかもしれません。
理学療法を行ううえでは人とコミュニケーションをとる時間が非常に長くなります。
そして、理学療法士はマニュアルどおりに行動するのではなく、場合に応じて臨機応変に行動することが重要になってきます。
医療関係者や患者さんとコミュニケーションをとって良好な関係を築いていないと柔軟な対応もできなくなるでしょう。
また、理学療法士はより良い理学療法を目指して日々勉強しなければならないため、仕事に対する向上心が低い方は理学療法士に向いていないといえるでしょう。
患者さんによって症状や困っていることが違い、リハビリの効果には差があります。
さまざまな患者さんの対応をするべく現場の理学療法士は論文を読んだり、講習会に参加したりと成長意欲を持っている方が多く、勉強したことを日々の仕事に活かしています。
理学療法士は生涯学習の仕事といわれる職種ですから、働き始めても勉強を続ける姿勢を保つ自信がないという人はこの仕事には不向きかもしれません。

理学療法士に向いてないかも…でも大丈夫!

理学療法士に向いていないかもでも大丈夫のタイトルとOKサインをする理学療法士.jpg

ここまで理学療法士の適性についてご紹介してきましたが、自分には理学療法士は向いていないのではないか…と不安を感じてしまった方もいるかもしれません。
「人と上手く話す自信がない」
「的確に物事を判断できないかもしれない」
「相手の立場に立って助言ができるか分からない」
など、理学療法士を目指すうえで不安に感じることは人それぞれです。
しかし、理学療法士の仕事にはほかの仕事では感じることのできないやりがいも多くあり、実際に「理学療法士になってよかった」といった声もたくさんあります。
また、理学療法士は将来性のある仕事でもあります。
今後の日本社会の流れから、リハビリの需要はますます高くなることが予想され、「安定した職に就いておいてよかった」と感じることもあるかもしれません。

理学療法士のやりがい

理学療法士として活躍している人の多くは、リハビリを進めていくなかで患者さんが社会復帰に向け、徐々に前向きに頑張っていこうとする心境の変化を感じたときにやりがいを感じるといいます。
もちろん、リハビリを行ったことにより患者さんの症状が良い方向へ向かうことも大きなやりがいの一つとして挙げられますが、身体面の回復だけでなく患者さんの心の変化もリハビリには必要なステップとなります。
怪我や障害の程度にもよりますが、患者さんのなかには障害を背負ったことでその後の生活を悲観する人も少なくなく、またリハビリには長い月日を要することもあり、元のような生活に戻れるのかと意欲を無くしてしまう場合も多くあります。
このような場面に遭遇したとき、理学療法士はいかに患者さんのモチベーションを上げるか、気持ちを前向きにさせれるかということが課題となりますが、日々のコミュニケーションや親身になって声掛けを続けることで気持ちの面に変化が現れたときはやりがいに直結します。
人の役に立つ仕事は理学療法士の仕事以外にもいろいろありますが、患者さんと苦難を共に乗り越えて喜びを共有できる仕事は理学療法士ならではの魅力であり、大変な仕事である分やりがいも大きいといえるでしょう。


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将来性のある仕事

高齢化が進む日本では、2025年には75歳以上の高齢者人口が3,677万人に達するといわれており、リハビリの需要は今後さらに高まっていくことが予想されます。
理学療法士を志す人は毎年増加傾向にありますが、病院だけでなく介護施設や福祉施設、保健施設などさまざまな場で求められていることから、就職先も多く将来性は十分にあるといえます。
また、基本的に理学療法士の給与は経年給、年齢給となっていることがほとんどですが、長く勤めることで給与が上がっていくことが分かるため、将来設計がしやすい職種であるといえます。
賞与も年2回しっかり支給があるところが多い傾向にあり、平均年齢32.9歳、平均勤続年数6.1年の平均年収は約408万5千円となっています。
医療従事職のなかでも給与は高めといわれる職種であるため、体力仕事で大変な面もありますが、きちんと給与に頑張りが反映されることは長く仕事を続けていくうえでモチベーション維持に繋がるのではないでしょうか。


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終わりに

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理学療法士の適性についてご紹介してきましたがいかがでしたか?
理学療法士に向いている人の特徴は少ならずいくつか挙げられますが、理学療法士は決して話上手でなければいけない、体力にとにかく自信がないといけないといったわけではなく、患者さんの気持ちを考えて行動し、正確に情報共有ができれば十分です。
理学療法士になってからでないと身につかない経験や知識も多くあり、働きながらスキルを磨いていけば大丈夫です。
現在働いている理学療法士も、全員が「理学療法士に向いている人」ではありません。
日々たくさんの患者さんと関わっていくなかで成長しているのです。
もちろん自身の個性も大切にしながら、仕事を通して必要な適性を身につければ、きっと患者さんから必要とされる素敵な理学療法士になることができるでしょう。
これから理学療法士を目指すという方は、理学療法士にとって必要なことをしっかり留意し、勉強に励んでくださいね。

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