理学療法士の将来はどうなる?不安を解消!

理学療法士の将来に不安を感じている方に読んで欲しい!AI化によってどんな影響を受け、これから何が必要とされるのかについてまとめています。

2019.09.26

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理学療法士の将来

理学療法士の増加に加え機械化が進む現在、働いている方の中には「将来もこのまま働けるのかな?」と不安を感じている方もいるはず。
そこで、理学療法士の現状や今後、また将来に向けてどんな準備をしておくべきかについて見ていきましょう。

理学療法士の現状|飽和しているって本当!?

理学療法士の今

理学療法士が増えすぎて、飽和状態になっていると耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか?
実際、公益社団法人日本理学療法士協会の会員数は約12万人(2019年3月末時点)と年々増加しており“飽和しつつある”状態だと言えます。
理学療法士が増えすぎてしまうと「求人の倍率上昇」「就職が決まりにくくなる」「転職しにくくなる」など様々な影響が出てきます。
しかし、現状は高齢化が進むに伴い介護施設や在宅医療が増えており、理学療法士が活躍できる場所も多くなっています。
今後も、しばらくは高齢化が進むと予測されているので、介護施設や訪問リハビリでの理学療法士の需要は高まっています。

理学療法士の将来|ロボットがリハビリする時代がくる!?

理学療法士の未来は?

現在、理学療法士の仕事は沢山あります。
しかし、いつかロボットがリハビリをする時代が来るかもしれない・・・。
全て機械化となり、仕事が無くなり理学療法士が要らなくなるのでは?
と、不安を抱く方も多いはず。
近い将来、理学療法士の仕事はどうなるのでしょうか?
理学療法士の将来について見ていきましょう。

どうなる?理学療法士の将来

将来、機械化が進みAIの導入により「人が要らなくなるのでは?」とよく言われます。
確かに、AIの導入によって今まで人が行ってきた仕事の一部はいずれ機械化されるはず。
たとえば、多くの施設では理学療法士が考え作成しているリハビリのプログラムもその一つです。
現在は、理学療法士が時間を掛けて患者さんに合ったリハビリの計画を考案しています。
しかし、今後AIが導入されると「入力された患者さんの情報を分析し、その人に合ったプログラムを数分で作成」のように簡単に個人に合わせたリハビリのプログラムを作成出来るようになります。
また、他にも様々な分析や診断なども機械で出来るようになるでしょう。
現在すでに、タブレット端末を使用し患者さんを撮影し分析して、使えていない筋肉を特定するという診断を取り入れている施設があります。
このような施設は、これからどんどん増えていくでしょう。
まだ人の手が必要ですが、徐々に機械化が進み理学療法士の仕事がAI化となるのも近いでしょう。
「ロボットがリハビリをする」という時代がくるのも、そう遠くないかもしれません。

AI化に伴う影響とは?

医療のAI化によって理学療法士にはどんな影響があるのでしょうか?
「仕事が無くなるんじゃないか?」「理学療法士が必要なくなるのでは?」と将来が不安になる方もいるはず。
そこで、AI化に伴う影響とはどんなことがあるのか見ていきましょう。

AIの導入によって理学療法士の仕事内容が減少することは確かです。
しかし、医療のAI化が進んだからといって、人の手が要らなくなるという訳ではありません。
今まで多くの時間をかけていたリハビリ以外の仕事が、AIを利用することで時間短縮できるようになります。
また、余った時間で知識を増やすための勉強をしたり、患者さん一人ひとりにかける時間を増やすことも可能です。
つまり、人がAIを利用することで仕事の効率を上げ、リハビリの質を上げていくことができます。
今後、理学療法士の仕事は“AIが担う部分”“人が担う部分”に分けられるでしょう。

【AIが担う部分】
・筋電図から疾患を分析
・姿勢を分析
・使えていない筋肉の特定
・歩行分析
・治療方針
など

【人が担う部分】
・患者さんの心へのアプローチ
・人との触れ合いが重要視される分野
・患者さん一人ひとりの生活環境、家族環境を考慮し適切なリハビリを行う
・AIが作成したリハビリプログラムの最終判断
など

このように、主に分析やプログラム作成などの作業はAIが担当し、臨床や最終判断は理学療法士が担当することになるでしょう。
AIが分析・作成したプログラムが、本当にその患者さんに合うのかどうかという点の最終判断には理学療法士が必要なので、仕事が無くなるということはありません。

しかしながら、一人の理学療法士が担当できる患者数が増えることで求人数の減少は起こるでしょう。
また、これまでの理学療法士よりも高い知識と高度な技術を求められるようになるはずです。

理学療法士として生き残るには?

理学療法士として生き残る!

近い将来、理学療法士の求人はAIの導入によって今より求人数が減ってしまうはず。
そんなAI化が進むなか、理学療法士として生き残るにはどうしたら良いのでしょうか?

理学療法士として生き残るには、まずコミュニケーション能力を高めましょう。
機械に出来ないこと、つまり「人にしかできないこと」を強化する必要があります。
患者さんと実際に接しリハビリを行いながら、表情や会話の中から心の状態を推測し心のケアをする。これは人にしかできないことです。

次に、専門性を高める資格を取得しておくことをおすすめします。
これからの理学療法士は技術の高さに加え、AIが作成したプログラムが患者に合っているのかを判断できるだけの知識も必要です。
理学療法に関連した専門性を高められる技術や知識の資格を持っていることは、将来転職する際の強みとなります。

以下は、理学療法士におすすめな資格の一例です。

◆呼吸療法認定士
人工呼吸器などを使用している患者さんの呼吸管理が可能になる。
呼吸療法認定士の資格を持つ理学療法士は、呼吸器系の科がある病院では採用時に優遇される。

◆健康運動指導士
患者さんへ安全かつ効果的な運動の指導が可能となる。
リハビリ中はもちろんリハビリ終了後の患者さんへ、健康維持のための運動指導ができる。病院や訪問リハビリ、介護施設などの様々な職場で活かせる資格。

◆義肢装具士
義肢装具を使用している患者さんのリハビリで、義肢装具に違和感がある場合など診断や調整が可能になる。
国家資格のため、簡単に取得できる資格ではありません。
しかし、義肢装具士の資格を取得していることで、より患者さんに合う義肢装具を作成でき調整も可能なため、リハビリテーション科のある病院などへの転職に強くなります。

上記資格の詳しい内容や他の資格については、こちらをご覧ください。

さいごに

理学療法士の仕事は、AI化で分析やプログラム作成など時間のかかる仕事が減り負担が軽減されるでしょう。
その分、分析結果やプログラム内容が適当かどうかを最終判断できる知識力が必要となってきます。
将来、理学療法士として活躍し続けるには、機械を上手く利用し質の高いリハビリを提供できるようになることが重要です。
将来に備えて、今からできることを始めておきましょう。
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