理学療法士なら病院勤務を経験すべき!?その理由とは
理学療法士でキャリアアップを考えるのであれば、病院での勤務経験をしておくことがおすすめです。その理由についてまとめているのでご覧ください。
更新日:2020年02月10日
公開日:2020年02月07日

理学療法士が活躍できる職場は数多くあります。
なかでも「病院」が最初に思い浮かぶという方も少なくないはず。
実際、新人理学療法士が病院勤務からキャリアをスタートさせることも多く、診療所などから病院へ転職する方もたくさんいます。
このコラムでは、病院勤務をおすすめする理由や3つのメリットについてまとめました。
なぜ、理学療法士の病院勤務がおすすめなのか?
その理由から詳しく見ていきましょう。
目次
理学療法士に病院勤務がおすすめな理由とは?
前述したように、理学療法士が働ける施設は病院以外にも介護施設やクリニックなどがあります。そのなかでも、特に“病院勤務”は理学療法士としてスキルアップしたいと考えているのであれば経験しておくべき職場と言えます。
なぜなら、病院では日々さまざまな症状、疾病の患者さんを担当しリハビリを実施するため学ぶことが多いからです。
もちろん、介護施設やクリニックなどで学べることもたくさんあります。しかしながら、患者さんの症状やリハビリ内容は病院と比べると狭まってしまうのは事実。
病院では、「急性期」「回復期」「維持期」のリハビリがあり、患者の状態によって治療内容は異なります。また「整形外科」「脳神経外科」「内科」など、対象となる科目も担当患者によって違うため、疾病の特徴やリスク管理などの知識も必要です。
このように、病院勤務の理学療法士には豊富な知識や高い技術力が求められるため、日々の実践を通しスキルアップに繋がります。
病院での理学療法士の仕事内容とは?
病院での理学療法士の主な業務は、病気やケガで身体機能に障害を持った患者さんの機能回復のサポートです。運動療法や物理療法などを用いて患者さんに合わせたリハビリメニューを作成し実施します。
運動療法では、身体全体や一部を動かすことで運動機能や症状を回復するように促します。
また、物理療法では、電気や温熱、冷却刺激、マッサージによって、症状の軽減や痛みが回復するように治療していきます。
病院で行うリハビリ方法はリハビリ施設やクリニックと基本的に同じですが、大きく違う点は他部署と連携をとるチーム医療があるということ。
チーム医療に携わることで、様々な知見を得られるため理学療法士としてより経験を積むことができます。
理学療法士が病院で働く“3つのメリット”とは?
理学療法士が介護施設やクリニックではなく、病院で働くメリットとはどんなことがあるのでしょうか?病院勤務の3つのメリットについてご紹介します。
【メリット 1 】スキルアップが目指せる!
理学療法士が病院で関わる診療科は、リハビリテーション科や整形外科だけではありません。神経内科や脳神経外科など多くの診療科の医師や看護師などと患者さんの回復をサポートしていきます。他部門のある病院では、患者さんの状態をあらゆる角度から診て意見を交わすため、さまざまな気付きを得られます。
働きながら経験や知識を増やすことができ、理学療法士としてスキルアップができるのは病院勤務のメリットの一つです。
【メリット 2 】転職で有利に働く!
病院では、勉強会や研修会などが定期的に開催されているため、知識や技術を高められる機会が豊富です。理学療法士にとって、学べる環境が整っているということは質の高い理学療法士を目指せる職場だといえます。
そのため、病院勤務の経験があることは転職の際に有利に働き、キャリアアップに繋がります。
【メリット 3 】安定した給与や手厚い福利厚生!
働くうえで重要な点でもある給与や福利厚生が手厚いということは、病院勤務の魅力の一つではないでしょうか?病院はクリニックや介護施設と比べて規模が大きいため、倒産などの不安は少なく給与が安定しています。また、クリニックなどの施設よりも多くの理学療法士が勤務しているので、しっかりと休日をとれるだけでなく有給休暇なども取得しやすい環境が整っています。
「安定した環境で長く勤務していきたい」と考えている理学療法士にとって、大きなメリットとなります。
さいごに
理学療法士が病院勤務で求められることは、クリニックや介護施設より多いのは事実です。だからこそ、豊富な知識や高い技術力を得られ自分の成長へと繋がります。
「理学療法士として実力を付けたい」と考えているのであれば、病院での勤務経験をしておくことをおすすめします。
病院で培った経験は、今後の理学療法士人生できっとプラスになるはずです。
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