理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の大学院進学
アカデミックなイメージの理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の大学院進学について
更新日:2019年06月07日
公開日:2019年03月27日

PT、OT、STのみなさま毎日お疲れさまです。
あるときふと、大学院に進学しようと思ったことはないですか?
気持ちはあるけど実際に進学するとなるとどうすればいいのかな?なんて。
一歩を踏み出せないのは情報量が足りないからです。
大学院に進学した方が良いのかどうか、どんなことをするのか等大学院に関する情報をまとめました。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は大学院に行った方が良い?

結論から申し上げますと、迷っているなら行った方が良いです。
入ってみてなんか違うな、こんなはずじゃなかったな、と思うようなことがあれば辞めることを考えれば良い話なので迷っているなら挑戦してみましょう。
なぜならば理学療法士・作業療法士・言語聴覚士で大学院まで修了しているのはまだまだ少数派に過ぎず上に目指すことを考えている方にはもってこいだからです。
院卒のPTOTSTは養成機関も少なく希少価値が高いですが、今後リハビリテーション職に注目が集まる時代がやってきた場合、大学院卒の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士として注目を集めるかもしれません。
理学療法士・作業療法士には通信制の大学院という選択肢もある

理学療法士は1校、作業療法士は2校、通信制の大学院があります。
言語聴覚士は大学院自体の数も少なく通信制も2018年の時点ではありません。
通学制と通信制にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
いつでも学校にアクセスできる状況は研究を進めていく上でとても重要なポイントになってきます。
通信制で且つ自宅から遠い大学院を選択してしまうと、論文を取りたいときに手間取ることになります。
図書館間利用制度というものを活用し自宅近くの大学や国立図書館などで資料を取り寄せることはできますが、手間と時間がかかるため欲しい時にすぐ手に入らないというデメリットがあります。
院卒の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は就職に有利!?

大学院に進学される際、在職中の方がほとんどだと思います。
大学院を卒業後、就職に有利というよりは人脈が増えることによって思いがけぬところから声がかかることがあるというところでしょうか。
そして運が良ければ卒後すぐに大学教員になることができるかもしれませんが、論文を書いて実績を作っていかないと簡単に大学教員になれる時代ではなくなってきています。
しかし昨今、小中学校で教員が足らないと大騒ぎされています。
これは小中学校だけでなく団塊の世代の大学教員が退職した後に大学教員が足らない時代が来る可能性もあるわけです。
その時代が到来したときに、大学院を卒業していること、さらに博士課程を修了していること、研究で成果を出すことができていると大学の教員になる道が開けてくることでしょう。
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