作業療法士のやりがい~楽しい・嬉しい・面白い~

しんどいと思うことがあっても続けられる。 作業療法士にやりがいを感じているから。

2019.03.27

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笑顔で患者さんと話す作業療法士


作業療法士として働いていく中でしんどいなぁ、もう辞めたいなぁと思ったことがある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
雨の日や晴れの日があるように、楽しいなぁとかしんどいなぁと思うことは生きている私たちにとって、人間として当然の感情です。
なぜやめたいなぁと思っても続けることができるのでしょうか。
それはやはりしんどい日々の中でも“やりがい”を感じることができるからだと思います。

作業療法士のやりがい―楽しい

ステップアップのイメージ


マズローの自己実現理論―欲求5段階説というものを聞いたことはありますか?
この理論は「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」という仮説から生まれたものです。
欲求というとあまり良いイメージがないかもしれませんが、マズローは欲求を抑えるよりも満たした方が健康的で幸福な暮らしができると考えているそうです。
マズローはその5段階欲求を
1. 生理的欲求
2. 安全の欲求
3. 所属と愛の欲求
4. 承認欲求
5. 自己実現の欲求
と定義づけましたが、作業療法士として働くことはそれだけで承認欲求を満たしてくれることになるかもしれません。
患者さんの“ありがとう”という言葉や自分の施したことが患者さんに反映されるということは自身の存在感や自己肯定感を高めてくれることでしょう。
ただし、承認欲求だけが満たされてもその土台となる生理的欲求や安全の欲求、所属と愛の欲求が満たされていないことにはすぐに崩れてしまいます。
患者さんに求められるからと言って自分の能力以上のものを提供しようとして桂馬の高上がりとならないように注意しましょう。

作業療法士のやりがい―嬉しい

外を眺める車いすの女性


作業療法士の仕事をしていて嬉しいことはやはり病気になられたり受傷(ケガ)された患者さんが元気になり毎日を楽しく過ごしておられるお話を伺ったり、社会復帰できたと伺ったときではないでしょうか。
作業療法のリハビリが開始されたころというのは患者さんも先が見えなくて、しんどさや苦しさを抱えておられることでしょう。
その抱えきれない気持ちを作業療法士にぶつけてこられることもあるかもしれません。
そのような紆余曲折を経て社会復帰された患者さんのお話を伺うと、より一層仕事に力が入ります。
賢明なリハビリを続けるには患者さんの協力が必要不可欠です。
作業療法士だけががんばっても良くなるものでもないですし、作業療法士と患者さんの双方が同じ方向を向いて協力しあい、力を合わせて一歩ずつ歩んでいくことが何よりも重要となってきます。

作業療法士のやりがい―面白い

色鉛筆と筆


作業療法士の仕事に面白さを感じる点は、すべての動作が“作業”であると言われているのでリハビリの内容の選択肢が多いことではないでしょうか。
病院では作業療法の選択肢も限られてくるかもしれませんが、地域で暮らす障がいをお持ちの方の就労支援に入ることもできますし、訪問リハビリでは一緒に散歩に出かけたり、一緒にものづくりをして機能の回復を促すことも可能です。
作業療法は患者さんがやりたいことができるようになるためにサポートすることでもあるので、たとえば絵を描くのが好きな患者さんが障がいのためにペンを持てない場合、どのような工夫をすれば描けるようになるか身体の状態をアセスメントして自助具のようなものを作成することも作業療法士の仕事になってきます。
自分が作成したもので患者さんが楽しく作業をすることができる…それだけでもう面白いですよね。

さいごに


作業療法士になったものの仕事に面白さを感じない…そんな日もあるでしょう。自分の無力さに打ちひしがれて心がつぶれてしまいそうになることもあるかもしれないです。そんな時は思い切って休暇を取ることも大切かもしれません。日常から離れてみて日常の楽しさに気付けることだってあります。楽しく働き続けるためにはリフレッシュすることも忘れないでくださいね。

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