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「富永病院」は理学療法士として貴重な経験ができる場所

2018.09.21

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一人でも多くの患者を救命し、後遺症なく社会復帰が行えるようにサポートすることを理念に掲げる富永病院。
脳神経外科・脳神経内科をはじめ、整形外科・循環器内科・心臓血管外科・内科・麻酔科・外科・放射線科・形成外科、そしてリハビリテーション科まで幅広い診療科目をもつ大型病院です。
今回は、そんな富永病院で理学療法士として働く谷口 愛美さんに現場の声を聞いてきました。

富永病院で理学療法士になった理由

理学療法士を目指した理由

ありきたりなのですが、幼い頃に怪我をしたことがありまして。
小さい怪我だったのですが、その際にリハビリの先生にかなりお世話になりました。

自身が怪我をしてリハビリが必要になったときに初めて理学療法士と関わったという谷口さん。
その頃から漠然と“医療従事者になりたい”という思いがあったそうです。

医療ドラマでよくみる、中庭のベンチに座って患者さんと楽しそうに話すシーンに憧れていました(笑)

そう笑顔で話す谷口さんは、今年で入社3年目の25歳。
医療従事者になりたいという漠然とした想いは、いつしか「理学療法士を目指す」という明確な目標に変わり、奈良県の畿央大学へ進学。
卒業後は新卒採用で富永病院へ就職されたそうです。

当時から脳神経科に興味があって、畿央大学は脳神経科に詳しい先生が多く在籍していると聞いたので受験しました。
就職活動の際に富永病院を選んだのも同じ理由ですね!脳神経科に特化しているところに魅力を感じました。

“脳”って奥深い。富永病院で学べることが楽しい。

富永病院で学べることが楽しい

“脳”に興味を持ったきっかけは覚えていないけれど、大学で受けた脳に関する講義がとにかく楽しかったと話す谷口さん。

私が受けていた講義では、人の誕生過程から始まり、こういうコミュニケーションをとれば相手にこんな感情が生まれるとか、具体的な話までいろいろなことを教えてもらいました。

講義中、人の動作を真似するときに働く脳の場所なども学ぶらしく、その部分に信号を送ることができれば、今まで難しかった動作も脳が「できる」と認識するようになり、動かせなかった腕が動くようになるなどの事例を聞く機会もあったそうです。

実際にリハビリを担当するなかで、講義で聞いた内容と同じ現象を目の当たりにしたことはまだありませんが、脳って奥深いなあと思います。
知らないことがまだたくさんあるんだろうなあと思うと、これから知っていけることも楽しみというか…わくわくします!

入社3年目といえば「一通り経験した」と感じ出す時期という印象がありましたが、谷口さんは「まだまだ知らないことばかり。もっと知っていきたい」と意欲的な姿が好印象でした。
富永病院では、リハビリ部でも定期的に勉強会を実施しているそうで、そんな環境がとてもありがたいと谷口さんは話してくれました。

富永病院のリハビリ部には90名ほどのセラピストが在籍しているのですが、経験年数の長い人から去年入職の子までいろいろな人がいます。
リハビリ方法も一つではないですし、個々の知識やスキルを共有してもらえる環境はとってもありがたいなと思います。

職種ごとの講習会があったり、症例検討の勉強会や患者さんに触れる際にどんなことに気をつけるべきかという勉強会があったり、また交代制で講師担当も変わるため、幅広く深い知識を構築できる環境が整っている富永病院。
理学療法士として成長していきたいと考えている人にとって最適な職場だといえますね。

経験してわかってきた「富永病院で働く理学療法士」の役割

「富永病院で働く理学療法士」の役割

脳神経科に興味をもって入職した谷口さんですが、実際に入職してみて「想像と違うな」と思うことはなかったのか聞いてみました。

富永病院は脳神経科だけでなく、他にも診療科目があります。患者さんの症状もタイプもさまざまで、本当に多くの経験をさせていただける環境です。
なかには予想していなかったことが起こったりもするのですが、私自身、理学療法士として努めたのは富永病院が初めてなので「自分の基準」となっています。

他の病院や施設での経験がないので、特に入社後のギャップは感じないと話す谷口さん。
しかし、実際に介護職や看護職のスタッフも一緒に働く環境で、どこからが理学療法士の仕事で、どこまでやっていいのか判断に困ることはないのでしょうか。

そうですね。トイレ介助が良い例なのですが、基本は介護スタッフがする業務でもリハビリ中に患者さんがお手洗いに行きたいといえば、その時は理学療法士であってもトイレ介助に入ります。そのほうが患者さんのストレスも少なくて、リハビリとして能力の評価もできます。
ただ、おむつに便をしてしまった場合などは、私では対応できないので看護師さんにバトンタッチします。

「理学療法士なのに介護業務もしなければいけないのか」と思う人もいるかもしれませんが、あくまで目的は、患者さんが退院したあとにいつも通りの生活を送れるようになること。
お手洗いも“いつもどおりの生活に戻るため”に必要な動作なので、リハビリ中であれば「介護」ではなく「リハビリの一貫」として理学療法士が対応するということですね。

大きな病院のリハビリ部だからこそ、理学療法士は患者さんの近くに。

理学療法士は患者さんの近くに

今まで通りの動きが思うようにできないというのは、やはり患者さんにとってストレスを感じるものだと思いますし、何より不安が大きいと思うのです。
実際に、リハビリの時間で弱気な言葉や不安の訴えを聞く機会も結構多くて…。
でも、私たち理学療法士は、患者さんが抱える不安や戸惑いをいつでも受け止めてあげられる距離にいたいなと思います。

富永病院でリハビリを必要とされる方の多くは、脳卒中などを発症されたことをきっかけに今まで通りの生活ができなくなってしまった方達だそうです。
つい先日まで自由に動いていた身体が動かないというストレスや不安は、私たちの想像を絶するものでしょう。そんな辛い気持ちに寄り添ってチームで乗り越えていくことは普通の会社員で経験できることではありません。
理学療法士として富永病院で働く谷口さんだからこそ経験できる“貴重な体験”のひとつかもしれません。

患者さんを怒らせてしまった経験から学んだこと

経験から学んだこと

日々、谷口さんが関わる患者さんは十人十色。自分よりも人生経験が豊富な年配の方を担当することも多く、コミュニケーションがうまくとれずに落ち込んだこともあるそうです。

過去に担当した方で失語症の方がいたのですが、一生懸命伝えようとしてくれているのに、私がなかなか理解することができなくて…。
患者さんもイライラしたと思うし、そんな状況下でリハビリを続けるのは難しかったです。

働きだして間もない頃、患者さんとのコミュニケーションがとれず相手を怒らせてしまったこともあるといいます。
しかし、患者さんとの対応で困ったことや迷ったことがあれば、先輩の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士に相談するようにしているという谷口さん。
先輩の経験談やアドバイスを聞いていくなかで一つの答えにたどり着いたそうです。

患者さん自身もどんどん心境が変わっていきます。
始めは自分でうまく身体が動かせない現実を受け入れることができなかった人も、徐々に自分の症状を受け入れることができて、リハビリに対して前向きになられます。

谷口さんは、ポジティブな考えを無理に押し付けるのではなく、患者さんがリハビリを頑張ってみようと思えるまでとことんお付き合いするようにしているそうです。

理学療法士になってよかったと思える経験も

理学療法士になってよかったと思える経験

富永病院で働きだしてすぐに整形疾患の方を担当する機会があって。
患者さんも私が新人だとわかっていたと思うのですが、それでも嫌な態度をとることなく「先生」と呼んでくださって、積極的にご自分から「歩けるようになったらこんなことがしたい」とか「あんなところに行きたい」などの話もしてくださいました。

新人であっても、患者さんにとっては「先生」であることに変わりなく頼りにしている存在。
経験年数に関係なく、目の前の患者さんに真摯に向き合うことの大切さを感じたといいます。
最終的にその患者さんは痛みなく歩けるようにまで回復し、谷口さんに一通の手紙を渡したそうです。
手紙には「元気に歩けるようになって本当に嬉しい。ありがとう」の文字が。

理学療法士として患者さんに喜んでもらった経験は、今でも谷口さんの心の支えになっているそうです。

富永病院の“若手”理学療法士だからこそできる経験

富永病院の“若手”理学療法士だからこそできる経験

谷口さんは、入職3年目を迎え少しずつ後輩も増えてきています。
とはいっても、90名ほどセラピストが在籍する富永病院ではまだまだ若手。

今だから「わからない」って言えると思います。今のうちに「わからないこと」はすぐに先輩や周りに相談して、自分一人だけの考えに偏らないようにしています。
リハビリの答えは一つではありません。
患者さんの症状や環境によっても方法はさまざまです。患者さんの対応やリハビリの進め方において迷った時に「過去の自分の経験」だけで解決することは難しいと思います。

と谷口さんは話してくれました。

自分一人だけで考えた結論を、たくさんの経験をしてきた先輩に相談することで更に深いものになった経験が多くあります。これから新しいスタッフが増えたら「どんどん積極的に相談してね」と伝えたいと思います。

これから理学療法士を目指す人に経験してほしいこと

理学療法士を目指す人に経験してほしいこと

入社3年という期間の間に「辛いこと」から「嬉しいこと」まで、いろいろな経験をされてきた谷口さんに、最後に“これから理学療法士を目指す人”へアドバイスを頂きました。

理学療法士の仕事は、やってみないとわからないことの連続だと思います。
もちろん、続けていくなかで辛い出来事にも遭遇すると思うのですが、その辛さを乗り越えれば嬉しい出来事が待っているかもしれないー。
それもやってみないとわからないから、辛いことがあってもとりあえず挑戦を続けてほしいと思います。嬉しいことや楽しいって感じられるタイミングは必ずあるので、まずはそんな経験ができるまで頑張ってみてください!

理学療法士という仕事を楽しみ、向上心をもって取り組むことができている谷口さん。
以前、急性期へ配属されたこともあり、現在配属の超急性期についてもより知識をつけていきたいと考えているそう。
「学びたい」という気持ちを声に出せる富永病院の環境も素晴らしく感じました。

富永病院について、少しでも興味を持たれた方は
こちらからお問い合わせ・ご応募可能です!

富永病院について

  • 社会医療法人 寿会 富永病院
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    〒556‐0017
    大阪市浪速区湊町1‐4‐48
    TEL : 06-6568-1601
     
    https://www.tominaga.or.jp/
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