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国立障害者リハビリテーションセンター(国リハ)とは?施設や概要について詳しく解説

国立障害者リハビリテーションセンター(国リハ)とは?施設や概要について詳しく解説

更新日:2023年02月27日

公開日:2023年02月27日

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説明する医師と患者さん

皆さんは、国リハと言う言葉を聞いたことがありますか?国リハとは、「国立障害者リハビリテーションセンター」の略称のことを指します。理学療法士や言語聴覚士など、福祉領域で働く方なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。

国立障害者リハビリテーションセンターには、さまざまな施設があり、研修や治療・リハビリなどさまざまな訓練・治療がおこなえます。そこで、今回は国立障害者リハビリテーションセンターについて、初めての人にもどんな場所か分かるように詳しく解説していきます。

国立障害者リハビリテーションセンター(国リハ)はどんな場所?

車いすの女性とスタッフ

「国リハって、国立のリハビリテーションセンターの略称じゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。実は、国立障害者リハビリテーションセンター(国リハ)は統合している組織の名前のため、役割に応じて4つの部署に分かれています。
ここでは、それぞれの施設の概要と評判について解説していきます。

施設の概要

国立障害者リハビリテーションセンターは4つの施設に分かれています。外部の方が利用できる施設は、自立支援局、病院、学院、研究所です。それぞれの役割は以下のとおりです。

病院
障害のある方々や障害をもつおそれのある方々を対象に診断・治療と医学的リハビリテーションを提供

自立支援局
障害者支援施設として、障害者のある方々の障害について理解し、個別のニーズに応える障害者福祉サービスを提供

学院
障害関係分野で必要とされる専門職の養成や障害のある方々のリハビリテーションに従事している専門職の研修を実施

研究所
障害のある方々の自立と社会参加、生活の質の向上を促進するため、支援技術・支援機器・支援システムに関する研究

引用:http://www.rehab.go.jp/kanribu/jigyou/

評判

評判としては、さまざまな評判がGoogleマップに書かれています。
良い口コミとして、
・きれいで大きい
・駐車場も広い

悪い評判としては、
・駅から少し遠くて不便
・紹介状ができれば必要

https://www.google.com/search?q=%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC&oq=&aqs=chrome.0.35i39i362l8.94489447j0j15&sourceid=chrome&ie=UTF-8#lrd=0x6018ddc0e0dc2095:0x28fc9c644d94c863,1,,,

と言うことがありました。そのため、予約がないと診察が受けられない場合があります。事前に必ず電話をして確認しておくようにしましょう。また、研修の情報などがSNSから発信されています。研修の情報が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

Twitter
https://twitter.com/NRCD_?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor」

施設紹介①国立障害者リハビリテーションセンター(国リハ)学院とは?

リハビリをする男性とスタッフ

国立障害者リハビリテーションセンター学院とは、国立障害者リハビリテーションセンター(国リハ)の中にある専門学校です。分類としては、大学院に当てはまります。リハビリに関わる、さまざまな専門的な技術を学ぶことができます。

ここでは、国立障害者リハビリテーションセンター学院の中でも、特に気になる方が多い質問について解説していきます。

偏差値

国立障害者リハビリテーションセンター学院に入学するためには、入試試験、面接、小論文の合計で判断されます。令和4年度の各学部の平均点と倍率についてまとめましたので、ご覧ください。
学科名応募者数(募集人員名)応募者数(名)倍率合格者(名)
言語聴覚学科30541.830
義肢装具学科10565.610
視覚障害学科2040.24
手話通訳学科30451.516
リハビリテーション体育学科2010.11
児童指導員科40170.411

「引用:http://www.rehab.go.jp/College/japanese/yousei/entrance-exam/past/

学費

学費については、令和4年度の一般募集要項に以下の記載がありました。今回は、言語聴覚学科から、抜粋します。

12 学 費
(1)入学金:172,000円(令和4年度実績)
(2)授業料:年額408,000円(令和4年度実績)
(3)その他の経費:教科書・教材費・臨床実習費などとして2年間で約67万円(金額は
変更の場合あり)。

「引用:http://www.rehab.go.jp/application/files/3516/5362/9842/01_5.pdf

理学療法士にはなれる?

国立障害者リハビリテーションセンター学院では、残念ながら理学療法士の資格を取ることはできません。日本理学療法士協会の理学療法士養成学校には、残念ながら現時点では掲載されていません。(2022/11/10現在)

しかし、理学療法士になってからの研修などは学院でおこなわれています。研修の情報などは、最初に紹介したHPやTwitterなどで情報を仕入れることができます。ぜひ参考にしてみてください。

施設紹介➁国立障害者リハビリテーションセンター(国リハ)病院とは?

ガッツポーズの医師

国立障害者リハビリテーションセンター病院とは、国立障害者リハビリテーションセンター(国リハ)の中にある病院です。お医者さんの診断だけでなく、リハビリなどもおこなっています。内科や耳鼻科だけでなく、高次機能障害専門外来や吃音外来など他の病院ではない専門的な外来も多数存在します。

原則としては、予約してからの受診となっています。そのため、予約してから来訪するようにしましょう。また、基本的に他機関からの紹介状を原則としています。通っている医療機関に相談して、紹介状をもらう事から始めると良いでしょう。

入院するには?費用は?

現在、他機関で入院している患者さんの場合は、相談員から国立障害者リハビリテーションセンター病院に相談する必要があります。そのため、転院希望の場合は、自分が入院している医療機関のお医者さんと相談するようにしてください。

また、費用についてもリハビリの内容や入院する症状によって金額は変化します。入院するためには、事前に診断も必要になってきますので、まずはお医者さんとよく相談してから検討するのが良いでしょう。

施設紹介③国立障害者リハビリテーションセンター(国リハ)研究所とは?

医療従事者

国立障害者リハビリテーションセンター研究所とは、国立障害者リハビリテーションセンターに併設されている施設です。主に、障害を抱える方の多様なニーズに答えられるように、研究成果を社会に還元しています。ここでは、研究所の7つの部署について説明します。

どんな研究部署がある?

国立障害者リハビリテーションセンター研究所には、7つの部署があります。以下が7つの部署です。

・運動機能系障害研究部
・感覚機能系障害研究部
・福祉機器開発部
・障害工学研究部
・障害福祉研究部
・補装具製作部
・発達障害情報センター


各研究所の論文や広報活動、採用情報についてはHPでお知らせをしています。気になる方は、ご覧になってみてください。
http://www.rehab.go.jp/ri/

まとめ

ポーズをとる女性

国立障害者リハビリテーションセンター(国リハ)は、専門期間が集まり国のセンター的な機能を持っている施設です。そのため、リハビリの専門性を高めたり、技術を向上させるために、福祉・医療関係の方にとってためになる研修が多く存在します。

 Twitterなどでも情報を発信していますので、ぜひ参考にしてみてください。また、より専門的なことを学びたい場合には、国立障害者リハビリテーションセンター学院の進学も可野です。ぜひ、このページの情報を活用してみてください。

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