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セラピストとはどんな職業?整体師やカウンセラーとの違いについても解説

セラピストとはどんな職業?整体師やカウンセラーとの違いについても解説

更新日:2023年08月31日

公開日:2023年08月23日

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マッサージをする女性

人に関わる仕事として、セラピストに興味を持っている方はいませんか?セラピストとは、複数の職業を指す言葉として使われているため、職場によって必要な資格や仕事内容は変化します。セラピストを目指すならば、自分にあっている仕事を選びたいですよね。

そこで、今回はセラピストの言葉の意味や職業についてご紹介します。セラピストとは、さまざまな意味を持つ言葉です。そのため、自分に適したセラピストを目指していけるようにしましょう。

セラピーとは?セラピストの概要についてご紹介

マッサージ

セラピストとは、「セラピー」と呼ばれる治療を用いて、心身の症状にアプローチする人のことを指します。そのため、「セラピスト」の意味について理解しないと、自分の想像している仕事とずれてしまう可能性があります。ここでは、セラピストの単語の意味と種類についてご紹介します。

セラピストの意味

セラピストとは、英語では「therapist」と書きます。日本語に訳すと、「治療をする人」「療法をする人」などと訳されます。

セラピストという言葉は「セラピー」+「ist(する人)」を合わせた言葉のため、意味はさまざまあります。そのため、「身体的・精神的な不快な症状を緩和するために治療をする人の総称」と考えれば良いでしょう。

後に解説しますが、独占業務をおこなえる国家資格の職業と比べられることが多いです。そのため、それぞれの国家資格との仕事の比較もしますので、ぜひ参考にしてみてください。

種類

セラピストは、心身のどの部分にアプローチするかによって種類が分かれます。そのため、ここではセラピストを資格の種類によって分けました。ご自身のやりたいセラピーや気になる職業がどの部分に当てはまるか参考にしてみてください。

①国家資格セラピスト
ここで紹介するセラピストは、国家資格になっているセラピストです。国家資格のため、医療系や介護系などで働くセラピストが多い印象です。資格を取得するためには、勉強や試験が必須のため、就職までの時間は必要になってきます。

理学療法士…病気やケガ・障がい・高齢により障害が予測される方に向けて、基本動作能力の改善を図るリハビリ職です。養成校で3年以上学び、試験に合格する必要があります。

作業療法士…病気やケガ・障がい・高齢により障害が予測される方に向けて、作業を通したリハビリをおこなう専門職です。養成校で3年以上学び、試験に合格する必要があります。


言語聴覚士…病気や発達上の問題から言葉によるコミュニケーションに支障がある人に対してリハビリをおこなう専門職です。大学院もしくは専門学校でカリキュラムを習得し、試験に合格する必要があります。

柔道整復師…損傷した筋肉や関節・骨・靱帯などの運動機能の回復をはかる専門職です。専門学校や短大などで3年以上学び、試験に合格することが必要です。

あん摩マッサージ指圧師…筋肉や神経・関節などの問題を解消するために、あん摩・マッサージ・指圧をおこなう専門職です。文部科学大臣または厚生労働大臣の指定する学校・養成施設で3年以上学び、試験に合格することが必要です。

公認心理士…心の問題を抱えた人に対して、心理学の知識と技術を用いて援助する専門家です。さまざまな受験ルートがありますが、心理系大学院にてカリキュラムを修了して、試験に合格する必要があります。

②民間資格セラピスト

民間資格のセラピストは、国家資格ではありませんが、就職の求人があるセラピストです。民間資格のため、国家資格に比べて受験資格が低い資格もあります。

臨床心理士…臨床心理学を基盤として、精神的な不調に対してアプローチしていく職業です。受験するには心理系大学院の終了が必須です。

カイロプロクター…手技によって、骨格の歪みや体調不良を改善していく職業です。通信や通学して自分の技術を証明していく方が多い印象です。


エステティシャン…ボディケアや脱毛など、美容に関しての施術をおこなう人の総称です。資格は必須ではありませんが、美容専門学校やエステティックスクールに通う方が多い印象です。

産業カウンセラー…働く人々に対して、職場などの精神的な不調に対してアプローチしていく職業です。民間資格ですが、試験に合格することで産業カウンセラーとして働けます。

セラピストに必要な3条件とは?

セラピストになった際には、「セラピストの3条件」が意識されることが多くあります。特に心理系のセラピストの方は、C・R・ロジャースの3条件(原則)が大切だといわれています。心理学者のC・R・ロジャース(1957)はセラピーによるパーソナリティの変化に必要な十分条件として、以下の3つを掲げています。

自己一致…カウンセラー自身を一人の人間として認め、ありのままに感じること
共感的理解…相手の考え、受け止め方を相手の身になって考えること。
無条件の肯定的関心…人によって無数の価値観があり、相手の存在・考えを受け入れること

参考・引用
 https://kokoro.mhlw.go.jp/listen/listen001/


特にカウンセリングの場では意識することが大切です。他の対人援助職でも、考えの機転が聞くため、参考にしてみると柔らかい考えが身につくため、セラピーをする際に思い出して観ましょう。

セラピストとカウンセラーの違いは?セラピストと他の職業の違いについて解説

笑顔のスタッフ

セラピストの職業を調べている際に、悩ましいのが職業ごとの違いです。セラピストの意味は多岐に渡るため、どうしても意味が混同しやすくなってしまいます。そのため、ここでは各職業とセラピストの違いについてまとめました。ご自身の職業選びの参考にしてみてください。

カウンセラーとの違い

セラピストとカウンセラーの違いとしては、仕事内容の違いが挙げられます。

セラピストとはさまざまな職業の方の総称です。一方でカウンセラーとは、心の悩みや不調に対して心理学的なアプローチ・カウンセリングをする方を指します。そのため、カウンセラーの方は仕事内容がカウンセリングやその周辺の仕事をすることが多いと言えます。

整体師との違い

セラピストと整体師との違いは勤務先が挙げられます。

整体師とは、多くは整体院で働く方のことを指す場合が多いですが、セラピストとは美容院、医療系など幅広い勤務先があります。そのため、仕事内容が変わってくることが一番の違いと言えるでしょう。

理学療法士との違い

セラピストと理学療法士はどちらも同じ意味で使われることが多くあります。

医療業界では、リハビリをおこなう専門職(理学療法士、言語聴覚士、作業療法士)の方々のことをセラピストとまとめて呼ぶことがあります。そのため、医療業界の中ではどちらも同じ意味合いで使われることが多いと言えます。

精神科医との違い

ラピストと精神科医の違いとしては、仕事内容の違いが挙げられます。

セラピストとはさまざまな職業の方の総称です。一方、精神科医とは、医師免許を持ち精神疾患を専門として、診断、投薬、治療をおこなう方々です。精神科医は独占業務のため、精神疾患に関わる診断・投薬の判断は精神科医しかできません。

リハビリの単位数とは?単位数の上限について解説

バインダーとペン

医療系のセラピストとして働いていると、悩ましいのが単位数についてです。リハビリを進めていくにあたって、期限が決まっているため、計画的にリハビリをしていかなければいけません。ここでは、リハビリの1日の単位数の上限について解説します。

注意点

注意点としては、1日の単位数の上限が決まっていることです。単位数の上限は6単位と決まっています。ただし、以下の厚生労働省が定める患者の単位数は9単位となっています。そのため、確認しておくようにしましょう。

・回復期リハビリテーション病棟入院料または特定機能病院リハビリテーション病棟入院料を算定する患者

・脳血管疾患などの患者のうち発症後六十日以内のもの

・入院中の患者であって、その入院する病棟等において早期歩行、ADLの自立等を目的として心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)、脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)、廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)、運動器リハビリテーション料(Ⅰ)又は呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)を算定するもの

セラピストになりたい場合は、どのような仕事をしたいか明確にしよう

相談するスタッフ

セラピストとは、働いている職場や目指している仕事によって仕事内容は多岐にわたります。医療系が美容系か他の種類かでも、仕事内容は変化します。セラピストになりたい方は、ご自身がやりたい仕事がどの種類かを、まずは考えていくのがおすすめです。

セラピストには資格が必要なものもあれば、資格が必要ないものもあります。人によって使える時間は有限のため、どの程度の時間があるかも考えながら、セラピストを目指していくと良いでしょう。
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