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作業療法士と看護師!30代から新しいキャリアを積むならどっち?

30代からの第2のキャリア。看護師と作業療法士で悩んでいるあなたへ。

更新日:2021年09月29日

公開日:2021年09月29日

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第二のキャリアイメージ


30代から新しいキャリアを積もうとお考えのあなたに作業療法士と看護師の仕事内容のちがいについて解説していきたいと思います。

作業療法士と看護師のちがいその1

病院のイメージ


作業療法士と看護師では仕事内容が大幅に違います。
看護師の仕事は保健師助産師看護師法で「療養上の世話」と「診療の補助」と定義されています。
これはたとえば入院患者さんの身の回りの世話や注射や点滴を行うことを指します。
一方で作業療法士は理学療法士及び作業療法士法で“「作業療法」とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作、その他の作業を行なわせることをいう”と定義されており、作業を通して患者さんと社会とを繋ぐ懸け橋のような役割を担っています。
どちらも素敵な職業であることに変わりはありませんが、じっくり深く関わりたいなら作業療法士の方が適しているかもしれません。

作業療法士と看護師のちがいその2

給与明細書


次に作業療法士と看護師では給料が違います。
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、従業員数が100人以上999人未満の事業所の作業療法士の平均年収は約405万円(※)でした。
従業員が100人以上999人未満の事業所の看護師の平均年収は約449万円(※)であり、作業療法士と看護師の給料にはおよそ40万円の差があります。
これらのことから作業療法士よりも看護師の方が給料が高額ということがわかります。
看護師には夜勤があるため、夜勤手当で差がついたのではないかと推測します。
とは言っても看護師さんからは割に合わないという声も多く上がっています。
政府統計e-Stat:参考URL(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450091&tstat=000001011429

(※)所定内給与額の12ヶ月分に年間賞与その他特別給与額を足して算出したもの

作業療法士と看護師のちがいその3

ナースステーション


次に作業療法士と看護師の勤務形態の違いについてです。
病院に勤める場合、看護師には夜勤がありますが、準夜と深夜を通しで行う2交代と日勤・準夜・深夜のシフト制で勤務する3交代があります。
病院で統一しているところもありますが2交代のところと3交代の病棟が混在している病院もあります。
3交代だと日勤のあとに深夜勤務が入ってしまうこともあるため体力的にキツイと感じる方もいらっしゃるようです。
一方で病院に勤める作業療法士に夜勤はありません。
福祉施設で勤める場合、リハビリ専従の場合は日勤のみになると思いますが、福祉職と同じ業務を求められることもありその場合は夜勤に入ることもあるようです。
これらのことから作業療法士は働く場所によっては夜勤があるかもしれないが基本夜勤はないと思っていて大丈夫でしょう。

作業療法士と看護師のちがいその4


作業療法士と看護師では仕事内容が違うということをお伝えしましたが、具体的には患者さんとの関わり方が違います。
もちろん重複している部分もありますが看護師が一人の患者さんを全体的に看ると考えると、作業療法士は患者さんの一部分にフォーカスする感じです。
とはいえ作業療法士も看護師も協働することが大切です。
目の前にいる患者さんのために医療スタッフが同じ方向を向いて患者さんを支える、そのような心構えで他職種のスタッフたちが力を合わせることが大切です。

作業療法士と看護師。どちらを選択しても目指すところは同じ

夢にむかっていくイメージ


作業療法士と看護師、どちらも素敵な職業です。
どちらを選択しても患者さんのために尽力するという点は変わりません。
目の前にいらっしゃる患者さんがどのような人生を歩んでこられて今ここにいらっしゃるのか。
これからどのような関わりをしていくことが患者さんにとってベストなのか。
患者さんがこれからの人生を歩んでいくためにはどういったケアやリハビリを行っていけば良いのかを常に考えながら仕事をするというところには作業療法士も看護師も共通のやりがいを感じることができるのではないでしょうか。

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作業療法士と看護師のちがいまとめ

まとめ


作業療法士と看護師のちがいは主に、

・仕事内容
・給料
・勤務形態
・患者さんとの関わり方

であることを解説させていただきましたがイメージはつきましたか?
30代から新しいキャリアを積もうとすると最初は勇気がいるかもしれません。
しかし人生は長いです。あなたが本当にやりたいことで第二のキャリアを歩めるように私たちは応援しています。

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