
言語聴覚士として働くために必ず通らないといけない道が採用面接です。
働くために避けては通れません。
面接に苦手意識をお持ちの方もいらっしゃるでしょうし、我こそは面接が得意だ!という方もいらっしゃるでしょう。
面接は会社との最初の出会いの場所です。限られた時間で自身の魅力を伝える必要があります。どうすれば自分の魅力を最大限に伝えることができるのでしょうか。
面接は事前準備が100%

面接は事前準備が100%と言っても決して大げさな表現ではありません。面接までの間に準備できることは山ほどあります。
面接の際に聞かれやすいことを書いておきますので、面接の事前準備としてあなたの意見をしっかりまとめておいてはいかがでしょうか。
こちらは新卒既卒に共通する質問内容です。
・自己紹介
→「自己紹介をしてください」と言われたら、あなたがどんな人物なのかを簡潔に1分ほどで伝えることができるととても良いです。
・志望動機
→志望動機については新卒既卒問わず聞かれるでしょう。数ある病院や事業所の中からなぜそこを志望するのでしょうか。必ず理由があるハズです。
・長所と短所
→あなたの長所はなんですか?また短所も併せて伝えられるようにしておきたいです。伝え方によっては短所もポジティブなものになります。言語聴覚士として働くにあたって自分のどういうところが強みになるのか、ここが弱点だけどどういう風に工夫をして課題をクリアしていくのかということは普段から考えておくと良いかもしれません。
・何か質問はありますか?
→これはどのような面接においても聞かれる事柄です。事前に質問内容を考えていると良いでしょう。ただしホームページ等を見ればわかる内容をここで質問することは控えておいたほうが良いです。面接に対する準備ができていないと評価されることも。
上記に加え既卒の方では以下のことを聞かれることが多いようです。
・これまでの経歴
→特に社会人を経験してから言語聴覚士になった方は、学校に入るまでの経歴となぜそれまでのキャリアを捨てて学校に入ったのかということを聞かれることが多いようです。
・(経験がある場合は)言語聴覚士としてどんなことをしてきたか
→「話す、聞く、食べる」のスペシャリストである言語聴覚士。活躍場所は様々ですが、転職面接では誰を相手にどういうことをしてきたのか聞かれることがあるでしょう。
・前職の退職理由
→これから一緒に働く人を迎えようとしている側としては退職理由も気になるところです。人間関係が嫌でやめたとしてもネガティブな印象を与えない伝え方をすることが必要です。
さらに新卒では以下のことを聞かれることがあるでしょう。
・言語聴覚士になろうと思ったきっかけ
→あなたが言語聴覚士になろうと思ったのはなぜですか?素直な言葉で伝えることができると良いです。
・学生時代にがんばったこと
→あなたがどんな人なのかを知るためには学生時代にがんばったことを知りたいです。もちろん勉強はがんばったと思いますがサークル活動は何をしていたのか等あなたを知ることができる一面を伝えることができたらとても良いです。
事前準備の際にはこれを聞かれたらこう答えるというような自分だけのテンプレートを作成していると良いかもしれませんね。
第一印象がとても大切

ここでおさえたいポイントは清潔感です。
人を見た目で判断するのはあまり良いことではないですが、人は見た目で決まってしまうと言っても大げさな表現ではありません。
あなたがどんなに素敵な言語聴覚士であったとしても第一印象が悪ければ採用から遠ざかってしまいます。
人はほとんどの情報を視覚から得ます。
会った瞬間の1秒。もしくはそれよりも短い時間であなたが自分にとって好ましい人物なのかこのましくない人物なのかをジャッジします。
本意ではないかもしれませんが人間が情報を得る際に視覚優位だということを考慮すれば仕方がないのです。ですので、面接の際は見た目の印象を良くしましょう。
難しく考える必要はありません。
髪を整え、だらしない服の着こなしをしないだけでも印象は良くなります。
また言葉遣いにも気を付けましょう。実績のない新卒の場合、採用においてはそれまでの経験や技術ではなく人柄が重視されます。
丁寧な言葉遣いを心掛けることが大切です。
面接は思いやり~面接の心構え~

面接とは一言でいうと相手に対する「思いやり」です。コミュニケーションにおいて一方通行は印象が悪いです。
自分をアピールすることばかりに傾倒せず、相手の話を聞くということも大切です。
面接官はあなたのために時間を割いてくれています。
最初の出会いの場である面接を有意義なものにしましょう。
先方には必ず求める人材像というものがあります。
病院であれば病院のホームページ、訪問であれば会社のホームページを見てどのような人材が求められているのか求める人材像について研究することも大切です。
まとめ

言語聴覚士の面接では
・事前準備が大切
・あらかじめ質問されるであろう項目を想定して自分の言葉で答えられるようにしておく
・人は見た目から入る
ということをお伝えしてきました。
しっかりと準備を行い面接をクリアして、言語聴覚士としての人生を歩み始めることができるように応援しています。
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