言語聴覚士の資格取得を目指すあなたへ
言語聴覚士の資格を取得するために必要なことをまとめました。
更新日:2021年09月30日
公開日:2019年03月27日

言語聴覚士の資格を取得するには国家試験に合格することが必須です。
言語聴覚士はSTと呼ばれ理学療法士や作業療法士と同じくリハビリの専門職です。
言語聴覚士の資格を取得することで言語や聴覚に障害を持つ人に対し、機能の維持や改善のためのリハビリテーションを行うことが可能になります。では言語聴覚士の資格を取得するためにはどうすれば良いのでしょうか?
言語聴覚士の資格を取得するためには学校に行く必要がある
言語聴覚士の資格を取得するためには、国家試験の受験資格を満たす必要があります。
そのためには言語聴覚士の養成カリキュラムのある学校に通わなければなりません。
言語聴覚士の養成カリキュラムのある学校には専門学校や短大、大学があり、すでに大学を卒業されている方に対してのみ2年制や1年制の養成課程もありますが専門学校や大学で3年から4年かけて行う勉強を2年間に凝縮して行うので時間に追われることが多いようです。
国家試験に合格することは難しいのか?
令和3年3月厚生労働省の発表によると、令和3年2月に行われた第23回言語聴覚士国家試験の合格率は69.4%でした。
この数字を高いと捉えるか、低いと捉えるかはあなた次第ですが他のリハビリテーション職である理学療法士や作業療法士と比べると少し低めの合格率となっています。
試験は、5つの選択肢の中から正当を選ぶ問題が200問出題され、マークシートで回答します。
リハビリ職の中で合格率が低いとは言っても、しっかり勉強していれば落ちることはないでしょう。普段から国家試験の問題に慣れておくことが合格のカギになるのではないでしょうか。
言語聴覚士の資格と理学療法士や作業療法士の資格の違い
前述したように言語聴覚士は理学療法士や作業療法士と同じくリハビリテーション職のひとつです。
理学療法士は体のリハビリを行い作業療法士はもう少し細かい動作のリハビリを行いますが言語聴覚士はその名の通り言葉に関するリハビリを行います。
私たちが普段当たり前のように使っている言葉ですが、病気や生まれつきの障がい等で言葉を使ったコミュニケーションが円滑に行うことができない場合があります。
言語聴覚士は「話す、聞く、食べる」のスペシャリストです。
言語聴覚士の資格を取得することによって小さなお子さんからおじいちゃんやおばあちゃんまで幅広い年齢層の方を対象とし、言語や聴覚や嚥下に障がいを抱える人に対して専門的なリハビリテーションを行うことが可能になります。
具体的には発達障がい児や聴覚障がい児に対する療育、脳卒中後遺症の方や難病の方などの失語症や嚥下障害に対する訓練などを行うことが多いようです。働く場所も医療機関のみならず教育現場など多岐に渡ります。
言語聴覚士の資格に関することまとめ
言語聴覚士の資格に関することをお伝えしてきましたがイメージはできたでしょうか?
言語聴覚士の資格を取得するためには言語聴覚士の養成課程のある専門学校や大学で学び国家試験に合格することが必要です。
あなたも言語聴覚士の資格を取得して「話す、聞く、食べる」のスペシャリストになりませんか?
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