理学療法士及び作業療法士の合格率~既卒者が国試に合格するのは難しいのか~

既卒生が国家試験に合格するのはどれほどの狭き門なのでしょうか。

2019.03.27

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理学療法士及び作業療法士合格

理学療法士、作業療法士の合格率

理学療法士と作業療法士の国家試験は一般問題(1問1点)と実地問題(1問3点)があり合格基準は以下のようになっています。
▽理学療法士国家試験
・総得点274点のうち165点以上
・実地問題114点のうち40点以上
▽作業療法士国家試験
・総得点277点のうち167点以上
・実地問題117点のうち41点以上

以下平成30年度の国家試験合格率です。

第53回理学療法士及び作業療法士国家試験

出願者数 受験者数 合格者数 合格率
理学療法士 12,691人 12,148人 9,885人 81.4%
(うち新卒者) 11,520人 11,033人 9,679人 87.7%
作業療法士 6,329人 6,164人 4,700人 76.2%
(うち新卒者) 5,418人 5,289人 4,435人 83.9%
厚労省HP
https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken08_09/about.html

第53回(平成30年度)理学療法士国家試験では全受験者の合格率が81.4%でした。
現役生のみでは87.7%と9割近い合格率ですが既卒者の合格率は18.5%と大変厳しい数字となっています。
一方で第53回(平成30年度)作業療法士国家試験では全受験者の合格率が76.2%でした。
現役生のみでも83.9%にとどまっています。既卒者の合格率は30.3%とこちらも厳しい数字となっています。
既卒者の合格率は理学療法士が18.5%で作業療法士が30.3%ということで既卒者が合格することは険しい道のりであることがわかりました。そうならないためにも一発で合格したいです。万が一落ちてしまった場合、合格するために1年間何ができるのでしょうか。

合格するためにできること

だるま

一言で言ってしまうと合格するためには勉強するしかありません。
上記でお伝えしたように理学療法士も作業療法士も既卒者の合格率は高いとは言えないため現役の時にしっかり勉強することが大切です。
学校の国試対策等の授業には自由参加であったとしても出席するに越したことはないのではないでしょうか。
しかし国家試験は一発勝負。体調管理をしっかりしていても、どうしても試験の日だけコンディションが悪かったということも大いにありえます。
たとえ力を発揮できなくてもその年の国試というものはやり直すことはできません。
想像してみてください。周りが合格して自分が落ちてしまった姿を。
悔しさだったり惨めさだったり何とも言えない気持ちで1年を過ごすことになってしまいます。
厳しいですが国家試験に落ちるとあなたはただの人なのです。
繰り返しになりますが、合格し理学療法士や作業療法士として働くためにはやはり勉強するしかないのです。
1年間は365日、8760時間しかありません。
この時間を落ち込んで過ごすのか必ず合格すると決めて勉強して過ごすのかで1年後笑っていられるのか決まってきます。
勉強は繰り返しでしか記憶に定着しません。毎日1問でも2問でも正答率を上げられるように頭に入れていくのです。
具体的な勉強方法や国試の参考になりそうなコラムを以下にまとめたので、既卒者も現役の学生さんも参考にしてみて下さい。
◎理学療法士になるために!!効率的な勉強法とは?
◎理学療法士国家試験ってどんなもの?
◎リアルに知りたい!理学療法士国家試験の難易度について 
1年後あなたが合格を掴めることを願っています。

合格率アップのために国試を受けさせてもらえない?

選択

余談になりますが、「国試を受けさせてもらえない」という話を耳にしたことはありますか?
これは噂ではなく実際にある話です。
どこの学校も入学者獲得のために国家試験合格率100%の看板を持ちたいです。
一部の学校ではこの国試合格率の数字を上げるために一定の成績に達していない生徒は学校の判断で国家試験を受けさせてもらえないことがあるのです。
入学する前の学校見学の段階で、そういった先輩がいらっしゃったか尋ねてみても良いかもしれませんね。

さいごに…

ファイト

万が一落ちてしまった場合、それまでの勉強方法を見直した方が良い場合があります。
「不合格になってしまった勉強法」を捨てて「合格するための勉強法」を獲得するのです。
この勉強法を獲得しているかしていないかで予後は大きく変わってきます。
国家試験の大半の問題は最低限理解している必要のある問題です。
勉強というのはただ覚えるだけではありません。
たとえ出題の出方が変わっても答えられるように理解していることが大切なのです。
一気に覚えようと思っても不可能なので単元ごとに細かく分けてどこを理解していてどこを理解していないのかを視覚化してみて答えられないところがないように準備しましょう。
国家試験に合格して活躍されることを願っています。

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