言語聴覚士に向いている人・向いてない人の特徴は?他の専門職との違いも解説
言語聴覚士に向いている人・向いてない人の特徴は?他の専門職との違いも解説
更新日:2024年06月17日
公開日:2024年06月17日
言語聴覚士に興味があるものの、自分に向いているかどうか不安に感じる人も多いでしょう。言語聴覚士は、言語やコミュニケーションに関する障害を持つ方を支援する専門職です。そのため、思いやりやコミュニケーションスキルが求められます。
この記事では、言語聴覚士に向いている人や向いていない人の特徴についてご紹介します。言語聴覚士の適性を知ることで、今後のキャリアを選択するきっかけになるでしょう。
目次
言語聴覚士に向いている人の特徴は?
言語聴覚士に向いている人は、どのような特徴があるのでしょうか。ここではその特徴について詳しく解説します。
コミュニケーションをとるのが得意な人
言語聴覚士に向いている人の特徴の1つに、コミュニケーションスキルが高いことがあげられます。言語聴覚士は、リハビリを通して患者さんと意思疎通を図る必要があるので、コミュニケーションスキルが欠かせません。患者さんがどのような問題を抱えているのかを正確に把握するには、質問を投げかけたり、反応を観察したりする必要があります。
患者さんだけでなく、他のリハビリスタッフや他職種、家族と連携をとることも多いでしょう。コミュニケーションスキルが高ければ、これらの役割を円滑にこなすことが可能です。
思いやりを持った行動ができる人
思いやりを持って行動できる人も、言語聴覚士に向いています。言語聴覚士は、患者さんの立場に立って物事を考えることが重要です。患者さんの気持ちを理解し、適切に支援するためには、共感する能力が必要です。
思いやりのある人であれば、患者さんがリハビリを続けるなかで感じる不安に寄り添いながら支援を続けられます。このような姿勢がある人は、患者さんから信頼される存在となるでしょう。
ちょっとした変化に気づける人
患者さんの状態や反応は日によって変化するので、細かな違いに気づけるスキルも重要です。患者さんの表情や動作などの些細な変化に気づければ、適切なリハビリ方法を選択でき、効果的な支援を提供できるからです。
また、患者さんが自分の状態をうまく表現できない場合でも、その意図や感情から変化を把握しやすくなります。このような観察力を持つ人は、患者さんに対してより質の高いケアを提供できます。
粘り強い人
リハビリの成果はすぐに現れることは少ないため、粘り強くアプローチできる人も言語聴覚士に向いています。言語聴覚士はリハビリがうまく進まなくても、患者さんとともに地道な努力の継続が求められます。
粘り強くリハビリを行えば、進展が見られることもあるのです。諦めない姿勢を持てれば、患者さんの信頼を得られるようになり、効果的なリハビリを実現できるでしょう。
向上心がある人
リハビリは日々進化しており、常に最新の知識・技術の習得が求められるので、向上心を持つことも欠かせません。新しい治療法や訓練方法が導入された場合、それを積極的に学び、取り入れる姿勢が重要です。
また勉強会やセミナーに参加し、自分のスキルを向上できれば、患者さんにより良いケアを提供できるでしょう。向上心を持ち続けることで自分自身の成長につながり、その成果を患者さんに還元できるのです。
言語聴覚士に向いていない人の特徴は?
言語聴覚士に向いていない人の特徴は、以下のとおりです。
●コミュニケーションが苦手
●人に興味がなく理解しようとしない
●根気強さがない
●探求心や向上心がない
言語聴覚士は患者さんとの信頼関係を築き、長期間にわたるリハビリを行う職種です。そのため、これらの特徴があると適切なリハビリの提供が難しいだけでなく、仕事に楽しさを見出せなくなる可能性があります。
しかし、コミュニケーションスキルや向上心などは、養成校での学びや経験を通じて身につけることも十分に可能です。向いていないと感じる人でも、きっかけや努力次第で克服できることを覚えておきましょう。
言語聴覚士のおもな仕事内容は?
言語聴覚士のおもな仕事は、以下のような機能の問題や病気を持つ人を支援することです。
●読む・聞く・話す
●食べる
●理解する
具体的には、食事やコミュニケーションの機能に対して評価を行ったうえでリハビリを提供します。言語聴覚士は他のリハビリ専門職だけでなく、医師や看護師などと連携して、患者さんに対して質の高いケアを提供します。このように、言語聴覚士は幅広い専門知識とスキルを活かして患者さんを支援する職種なのです。
理学療法士や作業療法士との違い
「言語聴覚士・理学療法士・作業療法士」は、いずれもリハビリ専門職ですが、役割には違いがあります。理学療法士は、病気やケガによって身体に障害が現れている人の改善を目的にリハビリを提供する職種です。おもに運動療法、温熱・電気などの物理刺激を用いる物理療法などを行い、患者さんの身体機能の改善を図ります。
一方で、作業療法士は日常生活に必要な応用動作の獲得を目指してリハビリを提供する職種です。食事や歯磨きといった日常生活動作の訓練だけでなく、趣味活動や社会復帰のためのリハビリも行います。このように、リハビリ専門職はそれぞれ異なる役割で患者さんにアプローチします。
言語聴覚士になるまでの流れ
言語聴覚士になるには、どのような過程を経る必要があるのでしょうか。ここでは、言語聴覚士になるまでの流れについて解説します。
言語聴覚士の養成校に入学する
言語聴覚士になるには、まず養成校に入学する必要があります。養成校は、大学や短大、専門学校などがあり、言語聴覚士に必要な知識や技術を学びます。養成校は3年制と4年制に分かれており、学校の種類によって特徴が異なりますが、カリキュラム自体に大きな違いはありません。
3年制は4年制よりも早く言語聴覚士になれる一方で、カリキュラムが密で忙しい傾向にあります。早く就職したい場合は3年制、自分のペースで着実に授業を進めたい場合は4年制がおすすめです。
国家試験に合格する
言語聴覚士は国家資格なので、国家試験に合格しなければいけません。言語聴覚士の国家試験は、毎年2〜3月に実施され、合格率はおおむね60〜70%程度を推移しています。
例として、令和6年度の国家試験の合格率は72.4%とされています。[1] 養成校では最終学年で国家試験対策が行われるので、その期間でしっかり勉強すれば合格することは十分に可能です。国家試験に合格すると免許を受け取れるので、そこではじめて言語聴覚士を名乗って働けます。
出典:厚生労働省|第26回言語聴覚士国家試験の合格発表について
言語聴覚士が活躍している職場
言語聴覚士は、以下のようなさまざまな職場で活躍しています。
●医療施設(病院やクリニック)
●介護施設(老健や通所リハビリ)
●福祉施設
●保健施設
●教育機関
●研究機関
病院はもちろん、介護や福祉などの幅広い領域で活躍できるのが言語聴覚士の大きな強みです。また、子どもから高齢者までのさまざまな年齢層に関わりを持ちやすいのも特徴です。言語聴覚士を目指す際は、どのような領域で働きたいかをよく考えておきましょう。
言語聴覚士に向いている人の特徴を把握しておこう
言語聴覚士は、患者さんに対して言語や食事などに関するリハビリを提供する職業です。言語聴覚士に向いている人の特徴には、コミュニケーションをとるのが得意な人や思いやりを持った行動ができる人などがあげられます。これらの特徴を持つ人は、患者さんとの信頼関係を築きやすく、より効果的なサポートが可能となるでしょう。ぜひ今回の記事を参考にして、言語聴覚士に向いているかどうかチェックしてみてください。
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