ピラティスとリハビリについて
最近よく耳にするピラティスとは?リハビリとの違いを徹底比較しました!
更新日:2019年04月17日
公開日:2018年08月17日

ピラティスをご存知でしょうか。ピラティスメソッドが正式名称で、1920年代にドイツ人のジョセフ・ピラティスが考案したエクササイズです。現在は欧米と日本などに広まっています。日本ではピラティスというと女性がするもの、みたいなイメージが強いですが、アメリカ海軍やタイガー・ウッズもやっているなど性別は関係ありません。
このピラティス、エクササイズの面ばかり出ていますが、元々はリハビリ用に考案され、怪我をした方や高齢の方でも体に大きな負担をかけずに、鍛えられるようできた運動法です。この本来のリハビリを目的として最近は医療従事者、特に理学療法士や作業療法士の方が資格を取得されています。この項目では、ピラティスの種類と資格の取得方法をまとめることで理学療法士や作業療法士の仕事や求人の幅を広げる可能性を提案します。
ピラティスの種類
ピラティスは、マットを使うマットピラティスと、ジョセフが考案した器具を使うマシンピラティスがあります。日本の方だとピラティスといえば、マットの上でやっていると思うぐらいにマットの方を思いつくでしょう。マットピラティスでは、体幹部を中心として全身満遍なく鍛えることを目的にしています。ヨガに似ているので、ヨガと間違えられることもあります。マシンピラティスはピラティスリフォーマーという器具が有名ですが、理学療法士として知っておきたいのはコア・アラインという器具です。コア・アラインを開発したのは、ジョセフではなくイスラエルの理学療法士が開発しました。コア・アラインは歩行改善として開発され、現在は体幹のエクササイズと美脚効果が有名です。
ピラティスとヨガの違い
見た目で似ているピラティスとヨガ。それもそのはずで、ピラティスはヨガを元に開発されたと言われています。ただ、見た目は似ていますが目的が違います。ピラティスは身体作り(エクササイズ)を目的としていますが、ヨガは精神的癒やし(リラックス)を目的としています。また、ピラティスは胸式呼吸を使いますが、ヨガでは腹式呼吸を使います。ピラティスの資格を取るには
ピラティスは理学療法士や作業療法士の様に国家資格では無く民間資格です。ただ、ピラティスが最初に広まったアメリカでは政府公認ピラティス団体PMAがあります。そのPMAが公認している医療用ピラティス、PHIピラティスを取得することが理学療法士や作業療法士の出来る幅を広げてくれることになるでしょう。このPHIピラティス、進化するピラティスとも言われており、他のピラティスが永続資格に対しPHIはライセンス更新が必要です。日本ではPHIピラティス養成講座やリハビリスペシャリストの様な名前で資格講座がありますので、それを受講、試験合格を目指します。理学療法士や作業療法士の仕事の幅を広げるピラティス、興味がありましたら受講してみるのも良いと思います。
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