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理学療法士でキャリアアップするには?キャリアプランの例文もご紹介

理学療法士でキャリアアップするには?キャリアプランの例文もご紹介

更新日:2024年06月11日

公開日:2024年06月11日

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リハビリの様子

理学療法士として働いている中で、収入や待遇面から今後のことを考える方もいらっしゃるかと思います。理学療法士として働く上で、キャリアプランを考えることはとても大切です。キャリアプランとは、どのようにキャリア(経歴)を重ねていくかを見通したで目標す。キャリアプランが明確になることで、自分の将来への見通しがもてるようになるでしょう。

本記事では、理学療法士でキャリアアップする方法とおすすめの資格、面接で使えるキャリアプランの例文もご紹介します。理学療法士のキャリアアップを進めたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

理学療法士でキャリアアップするには、2つの方法がある

STEPの積み木

理学療法士でキャリアアップを進めていくには、2つの方法が存在します。

1つ目は資格を取得して、専門性を高めていく方法です。理学療法士でキャリアアップを進めていくには、高い専門性を身につけることが重要です。高い専門性を身につけることで、「この人になら任せられる」と同僚や患者さんからの信頼感が高まります。信頼感が高まると、評価や評判に繋がっていくため、役職などのキャリアアップに繋がっていくでしょう。

2つ目は異業種に転職して、違う分野で生きることです。異業種に転職して年収を高めることも、キャリアアップと言えます。現在の理学療法士の待遇に不満がある方は、勇気を出して異業種に転職することも1つの方法です。年収や待遇など自分の気になる条件で探すことで、希望の働き方を手に入れることが可能でしょう。

ただし、転職を進める上では明確なキャリアプランをもつことが大切です。キャリアプランとは、今後どのような目標をもっているかを表すことです。キャリアプランを明確にしておくことで、異業種にも求められる人材になれるでしょう。

理学療法士でキャリアアップするには?おすすめの資格3つをご紹介

資格のカード

理学療法士の専門性を高める方法として、資格を取得することはおすすめです。その分野の専門性を証明できるため、より専門性の高い研修を受けることにも繋がります。ここでは、理学療法士とダブルライセンスをするのにおすすめの資格3つをご紹介します。

作業療法士

作業療法士とは、作業療法を用いて治療や支援ができる国家資格です。作業療法士の仕事には、理学療法士としておこなっている仕事と被る範囲があります。そのため、ダブルライセンスで仕事をしている方もいます。作業療法士は、理学療法士としての専門性を示せる資格です。

どちらの資格も、医療や福祉の分野では一緒の職場で働くことが多くあります。作業療法士も理学療法士も、患者さんに対して、快適な日常生活を送るためのリハビリを行います。作業療法士は、理学療法士でできない手先などの細かな動作のリハビリが可能です。作業療法士を取得することで、リハビリ全般的な知識をさらに深めることができるでしょう。

また、作業療法士を取得していれば必修科目が重複しているため、2つ目の資格の際に養成校で学ぶ期間が短くなります。中には両方の資格を取得できる大学も存在します。

心臓リハビリテーション指導士

心臓リハビリの専門性を高めたい方は、心臓リハビリテーション指導士も良いでしょう。
心臓リハビリテーション指導士は、包括的な心臓リハビリに対する知識を認める資格です。特定非営利活動法人日本心臓リハビリテーション学会が提供しています。

心臓リハビリテーション指導士を取得することで、心臓病患者の治療への知識を深められます。現在高齢者施設、病院、介護施設など心臓リハビリの知識を求められる医療・福祉分野が多くあります。心臓病をもつ個別のリハビリを考える際に、より専門性の高いサービスを提供できるでしょう。

認定理学療法士

認定理学療法士は、理学療法士としての専門性を深めたい方におすすめの資格です。

専門理学療法士とは、日本理学療法士協会の資格です。理学療法士としての専門性を高めて、ジェネラリストになることを目的として創設されました。専門理学療法士の特徴として、さまざまな領域の資格を取得できます。専門理学療法士では、以下の分野の専門性を証明できます。
● 基礎理学療法
● 神経理学療法
● 小児理学療法
● 運動器理学療法
● スポーツ理学療法
● 心血管理学療法
● 呼吸理学療法
● 糖尿病理学療法
● 地域理学療法
● 予防理学療法
● 支援工学理学療法
● 物理療法
● 理学療法教育
出典:認定理学療法士制度 専門理学療法士制度:日本理学療法士協会


申請するには、指定カリキュラムの受講等が条件となっています。特定の領域の専門性を高めるには、おすすめの資格と言えるでしょう。

理学療法士のセカンドキャリアのおすすめは?資格を活かせる仕事をご紹介

並んで立つ男性スタッフ

理学療法士のキャリアアップには、異業種への転職もあります。年収や待遇をあげることもキャリアアップと呼ぶため、プライベートを充実させたい方におすすめです。ここでは理学療法士の資格が活かせる4つの仕事についてご紹介します。

福祉用具メーカー

福祉用具メーカーへの転職は、理学療法士としてのキャリアを活かせる業種でしょう。特に福祉分野で働いていた理学療法士には、おすすめのキャリアアップ先です。

福祉用具メーカーでは、開発や営業の職種でキャリアアップしやすいです。開発では、今までの業務の経験を活かして、より使いやすい福祉用具を考えられます。例えば車いすや歩行器など、利用者が使いやすい方法やどの機能を補えばよいか、理学療法士の経験を活かせます。

営業では、リハビリをおこなってきた際の経験を、営業トークに活かせます。実体験を営業で話すことで、話の信ぴょう性を高められるでしょう。

医療機器メーカー

医療分野で働いていた理学療法士の方は、医療機器メーカーへの転職が良いでしょう。医療機器になじみがあるため、それぞれの医療機器の特徴や効果を覚えるのに時間はかかりません。

特にリハビリにかかわる医療機器のメーカーであれば、専門性を活かせます。リハビリの際の実体験を活かすことで、より効果的な医療機器の使用をお客様に提案できます。具体的な話ができるため、相手からの信頼感も高まるでしょう。

また、医療機器の使用方法を教えるトレーナーとしての働き方も可能です。医療従事者や患者さんなど、今までの経験を活かして、効率的な医療機器の使い方を教えられるでしょう。

スポーツトレーナー

ジムなどで働くスポーツトレーナーも、理学療法士の経験を活かせる仕事です。運動生理学を学んできたことを活かせるため、スポーツが好きな人にはおすすめです。

スポーツトレーナーでは、トレーニングのプログラム設計やけが予防のトレーニングを組み立てます。その際に理学療法士の経験があることで、科学的根拠に基づいたトレーニングの計画を立てられます。お客様からしても、理学療法士という国家資格の肩書があることで、安心してプログラムを受けられるでしょう。

養成校の教員

養成校の教員は、理学療法士のキャリア先として人気の職種です。年収や自分の専門を上げられるため、おすすめの転職先です。

養成校の教員であれば、理学療法士の今までの経験をより深められます。養成校の教員になる為には、実務経験や博士号を必要としている場所が多くあります。学びなおすことで、新しい最新の知識を身につけられます。専門性を高めたいと思っていた方であれば、ぜひ利用したい転職先です。

面接ですぐに使える!理学療法士のキャリアプランの例文をご紹介。

机に向かうスタッフたち

転職の面接の際に、キャリアプランを聞かれて迷った方もいらっしゃるでしょう。転職する場合には、同業種・異業種かかわらず、キャリアプランを決めるのは必須です。キャリアプランを考えることで、どのように職場に貢献できるかイメージするのにも役立ちます。

ここでは、面接で使えるキャリアプランの例文を2つ紹介します。

同業種に転職の場合

理学療法士の仕事で転職する場合は、前職の経験と今後の展開を話すことが大切です。ここでは、心臓リハビリテーションに就職する想定でキャリアプランの例文をつくりました。

例文:「私のキャリアプランは、心臓病の分野の理学療法士として、影響力を与えられる人になることです。具体的には、心臓リハビリテーション指導士や認定理学療法士の資格取得を考えています。資格を取得することで、一定の知識を有することを認められると思うので、仕事と両立しながら資格取得したいと思います。また、新しい施設では自分だけではなく、周りの人たちと共に成長していきたいと思います。理学療法士はチームワークが大切であることを前職で学んだため、チームとして良い施設を創り上げていきたいです。」

異業種に転職の場合

理学療法士以外の仕事に転職する場合は、前職の経験を今後どのように活かすかつなげることが大切です。ここでは、福祉業界の営業職に就職する想定で、例文をつくりました。

例文:「将来的には、福祉業界をより良くしていくためのプロジェクトマネジメントに関わりたいと考えています。理学療法士としての経験から、効果的なコミュニケーションとチームワークの重要性を学びました。また、以前働いていた分野が福祉分野だったため、現在の福祉業界の課題についても知りました。これからは、福祉業界の課題を解決できるような商品の開発およびプロジェクトに携わりたいと考えています。」

目標を定めてキャリアアップを進めていこう

並んで立つ女性スタッフ

理学療法士のキャリアアップについて解説しました。理学療法士としてキャリアアップするには、資格を取得するか異業種に転職する方法があります。自分の将来を考えて、どちらの方法が良いかを選択していきましょう。

また、転職をする面接の際にはキャリアプランを聞かれます。例文を参考にしながら、自分だけのキャリアプランを作成していきましょう。
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